化粧品工場の仕事内容はきつい?自動車部品工場との違いも解説!

2023年12月11日更新

化粧品工場の仕事内容はきつい?自動車部品工場との違いも解説!

化粧品工場は、工場勤務のなかでも女性に人気のある職場です。とはいえ、化粧品工場で働いたことがない人は「仕事は楽なの?きついの?」「時給はどのくらい?稼げるの?」など、気になることもたくさんあるでしょう。今回は、化粧品工場の仕事内容や向いている人、給料水準などについて解説していきます。

化粧品工場とは?

化粧品工場は、化粧水やファンデーション、口紅などの各種化粧品を製造する工場です。製造工程では、原料を決められた処方に従って配合し、加熱・溶解させ、混ぜ合わせて化粧品を製造します。そして、検査用サンプルとして少量の化粧品を取り出し、目視や機器で検査をおこないます。充填・仕上げ工程では、ベルトコンベアで運ばれてきた容器に化粧品が正確に充填されるように監視します。最後に、フタを締め、ラベルを貼り、ケースに入れ、説明書などを同封します。

製造工程から充填・仕上げ工程までを一貫した完全自動生産ラインでおこなっている工場もありますが、人の手による作業も組み合わせた半自動生産ラインで製造している工場もあります。

化粧品工場は女性が多い?

最近はメンズ化粧品も一般的になりつつありますが、やはり化粧品と言うと「女性のためのもの」というイメージが強いでしょう。また、化粧品はサイズが小さく軽量なものが多いので、それを製造するのも女性のほうが向いていると考える人もいるでしょう。たしかに、化粧品工場の従業員は他の工場に比べると女性が多い傾向にありますが、男性も多く活躍しています。

というのも、化粧品工場では力仕事が求められる場面も少なくないからです。たとえば、倉庫から原料を集めてくるピッキング作業や完成した化粧品の仕分け作業などは力仕事なので、男性のほうが適任です。一方で、容器詰めやラベル貼り、検査・検品、梱包などの仕事は丁寧さや細かい視点が求められるため、どちらかと言えば女性に適した仕事だと言えるでしょう。

工場女子が急増中!女性が工場で働くには?

工場派遣のお仕事は女性が活躍している場が沢山あります。

軽量部品を組み立てるお仕事や、部品の検査などのお仕事は、力仕事が少なく、キレイな環境の工場であることが多いです。女性にも働きやすい環境が整っています。ものづくりに興味がある方は、工場ワークデビューしませんか?

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化粧品工場の仕事内容

機械オペレーター

各種機械を操作する仕事です。様々な操作がありますが、たとえば「原料をセットしてボタンを押す」などシンプルな操作がほとんどです。操作手順さえ覚えれば、未経験者でもすぐに活躍することができます。

製造

化粧品を製造する工程では、薬剤の処方に従って原料を投入し、撹拌や加熱、冷却などをおこない、化粧品を作っていきます。ミスがあると化粧品の品質に影響を及ぼすため、慎重さと正確さが求められます。

検査・検品

製造された化粧品に異常がないか検査する工程です。「容器に汚れや破損はないか?」「液漏れしていないか?」「色合いや香りに異常はないか?」「テクスチャーは正常か?」など、既定の検査項目をチェックしていきます。なお、測定器など機械による確認と、目視など人による確認があります。

包装・梱包

検査・検品をクリアした化粧品は包装・梱包の工程へと進みます。化粧品の箱詰めや説明書の同梱などをおこないます。一定数の化粧品をまとめてダンボールに入れたら、出荷できる状態になります。

化粧品工場の種類

化粧品工場の主な種類についてご説明します。

化粧品の製造のみをおこなう工場

工場で化粧品の製造をするためには、都道府県知事から「化粧品製造業許可」を得る必要があります。許可を得るためには、常勤の責任技術者と適切な製造・保管場所などが必要になります。

化粧品の製造と販売をおこなう工場

化粧品の製造に加えて販売もおこなうためには、都道府県知事から「化粧品製造販売業許可」を得る必要があります。許可を得るためには、常勤の総括製造販売責任者、品質管理責任者、安全管理責任者を配置し、国が定める基準を満たす必要があります。

他社の化粧品製造を請け負うOEM工場

他社の化粧品製造を請け負う工場は「OEM工場」と呼ばれます。「化粧品を作りたいけど製造する環境がない」という会社に代わって製造をおこなう工場です。

化粧品工場に向いている人とは?

集中力を持続させられる人

化粧品の原料の配分や製造方法、また検査・検品の工程にミスがあると品質に影響が及び、消費者に損害を与えてしまう可能性があります。化粧品の製造工程は機械化・自動化が進んでいますが、その機械を操作するのは人ですし、人の手・人の目が必要になる工程もあります。トラブルを防止するためには、化粧品工場で働く人の集中力も重要になってきます。集中力を持続させて作業に取り組める人なら、化粧品工場で活躍できるでしょう。

単純作業が苦にならない人

化粧品工場の仕事は基本的にライン作業で、単純作業の繰り返しになります。単純作業が苦にならない人はもちろん、単純作業のなかにも課題を見いだし、スピードアップやミスの削減など業務改善に取り組める人は化粧品工場に向いていると言えるでしょう。

立ち仕事が苦にならない人

化粧品工場は立ち仕事が大半で、同じような姿勢で立ったまま休憩時間まで座れないケースもあります。そのため、立ち仕事が苦にならない人は適性があると言えます。逆に、足腰に不安のある人や今までデスクワークの経験しかない人は、化粧品工場の仕事に適応できない可能性があります。

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化粧品工場と自動車部品工場の違いは?

化粧品は消費者の肌に直接つけるものなので、化粧品工場では異物混入や品質不良を防ぐために厳しい衛生管理がおこなわれています。工場によって差があるかもしれませんが、専用の作業着、マスク、帽子を着用し、手洗いをしてから手袋を着用するのが基本です。また、消毒やエアシャワーによって埃や雑菌を持ち込まないようにして作業場に入るのが一般的です。

一方、自動車部品工場では化粧品工場ほどの衛生管理は求められません。「着替えが面倒」「身だしなみのルールが厳しい職場は嫌だ」といった方は、化粧品工場より自動車部品工場を選ぶのが良いでしょう。仕事内容的に、繊細さや器用さが求められるのはどちらかと言えば化粧品工場で、体力や筋力、スピードが求められるのは自動車部品工場です。

給料(時給・月給・年収)を比較!

化粧品工場の給与はそれほど高い水準ではありません。工場の種類を問わず、給料を最優先で考えている方には自動車部品工場をおすすめします。求人情報専門検索エンジンのIndeed(インディード)の情報をもとに、「化粧品製造」と「自動車部品製造」の平均給与を比較してみましょう。

日本での「化粧品製造」の平均給与日本での「自動車部品製造」の平均給与
日給:1,223円
月給:246,780円
年収:3,485,511円
日給:1,347円
月給:271,649円
年収:3,836,766円

※参考:日本での化粧品製造の給与|求人情報専門検索エンジンindeed(2023年2月8日更新)

※参考:日本での自動車部品製造の給与|求人情報専門検索エンジンindeed(2023年2月8日更新)

自動車部品工場の仕事内容などは以下の記事で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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まとめ

工場のなかでも化粧品工場は女性に人気がありますが、それ以外にも女性が多く活躍している工場はあります。たとえば、食品工場やお菓子工場、繊維工場などは女性人気の高い工場だと言えるでしょう。食品工場やお菓子工場、繊維工場については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

※参考:化粧品製造 – 職業詳細 | job tag 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

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