社員寮の家賃は高い?家賃相場と住みやすさを派遣寮と比較

2023年12月11日更新

社員寮の家賃は高い?家賃相場と住みやすさを派遣寮と比較

短期間で貯金をしたい人には、工場勤務など社員寮を利用できる仕事がおすすめです。社員寮を利用できれば、月々の住居費の負担を大幅に抑えることができます。とはいえ、寮生活をしたことがない人は「寮ってどんな間取りなの?」「家賃の相場は?」「初期費用はどのくらい?」など、気になることも多いでしょう。今回は、社員寮の家賃相場や住みやすさ、派遣寮との違いなどについて解説していきます。

社員寮とは?

社員寮は、福利厚生の一環として会社が従業員のために提供する住まいのことです。社員寮と一般的な賃貸物件の大きな違いは「家賃」です。社員寮の家賃相場は後述していますが、賃貸物件に比べると格安で、なかには家賃無料のところもあります。加えて、多くの社員寮は家電・家具が備え付けられているので、引っ越しの際の初期費用も少なく済みます。

社員寮によっては門限や外泊許可など厳格なルールがあるところもありますが、出費を抑えてお金を貯めることを考えたら、社員寮に入るのは大きなメリットになるはずです。

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社員寮と派遣寮の違い

社員寮は、会社が自社の従業員のために提供する寮のことです。これに対し、派遣寮は、派遣会社が自社の派遣社員のために提供する寮のことです。

社員寮と派遣寮の大きな違いは、そこで暮らしている人です。社員寮で暮らす人は全員が同じ会社の人ですが、派遣寮の場合はそうとは限りません。派遣先企業は人によって異なるので、「派遣会社は同じだけど勤務先は違う」人が暮らしているのが通常です。また、社員寮は多くの場合、職場の近くにありますが、派遣寮は必ずしも自分の職場に近いとは限りません。

社員寮にかかる費用(家賃・初期費用・退去費用)

社員寮の家賃相場

社員寮の家賃は、エリアや寮の広さ、設備などによって変わってきますが、一般的には、近隣の賃貸物件の家賃の「10~50%」だと言われています。たとえば、近隣の賃貸物件の家賃が60,000円程度だとすると、社員寮の家賃は6,000円~30,000円ということになります。

また、社有の寮なのか借り上げの寮なのかによっても、若干家賃が変わってきます。労務行政研究所が2016年に実施した「独身寮・社宅に関する実態調査」によると、社有の社員寮の平均家賃は11,302円で、「5,000円~10,000円未満」に35.7%が分布していました。また、借り上げの社員寮の平均家賃は12,181円で、「10,000円~15,000円未満」に42.2%が分布していました。

なお、社員寮のなかには、水道光熱費を会社が負担してくれるところもあります。

社員寮の初期費用

賃貸物件を借りるときは初期費用がかかります。不動産会社に支払う「仲介手数料」や、物件のオーナーに支払う「礼金」、退去時の原状回復費用として預ける「敷金」のほか、「引っ越し費用」も初期費用に含まれます。初期費用の負担は非常に大きく、家賃の5ヶ月分~6ヶ月分とも言われています。たとえば、家賃60,000円の賃貸物件を借りる場合は、初期費用として30万円~36万円くらいは見ておかなければいけません。

しかし、社員寮の場合は通常、仲介手数料、礼金、敷金はかかりません。引っ越し費用はかかりますが、社員寮によっては生活に必要な家電・家具が備え付けられているところもあります。このような社員寮であれば、持ち込むものがほとんどないので引っ越し費用も最小限で済むでしょう。

社員寮の退去費用

仕事を辞めるときや契約満了を迎えたときは、社員寮から退去することになります。このとき、物件の状態がチェックされますが、常識的に暮らしていて発生する程度の汚れや傷があっても、原状回復費用を請求されることはありません。ただし、ガラスが割れていたり壁に大きな穴が空いていたり、普通の生活では考えられない程度の破損などがある場合は原状回復費用を請求されます。

また、入居時に家電や家具など自分のものを持ち込んでいる場合は、それらを新居に運ぶための引っ越し費用が必要になるでしょう。引っ越し費用は、移動距離や時期、荷物の多さなどによって変わってきますが、単身者の場合は5~10万円くらいが相場です。

派遣寮にかかる費用(家賃・初期費用・退去費用)

派遣寮の家賃相場

派遣寮の家賃相場は社員寮と同程度です。エリアや寮の広さ、設備などによって変わってきますが、近隣の賃貸物件の家賃の「10~50%」だと考えておきましょう。たとえば、近隣の賃貸物件の家賃が50,000円であれば、派遣寮の家賃は5,000円~25,000円ということになります。

派遣寮の初期費用

派遣寮に入るときの初期費用も、一般的な社員寮と同程度です。派遣寮も生活に必要な設備・家電が備え付けられているところが多いので、引っ越し費用はそれほどかかりません。なお、派遣会社によっては引っ越し費用を負担してくれるところもあります。

派遣寮の退去費用

派遣寮を出るときの退去費用も、一般的な社員寮の退去費用と変わりません。常識的な使い方をしていて部屋に大きな破損などがなければ、原状回復費用を請求されることはないでしょう。

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工場派遣のお仕事は寮が用意されている場合が多いです。
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寮生活の1ヶ月の出費はどのくらい?

社員寮や派遣寮を利用すれば住居費を大幅に抑えられますが、当然、住居費以外の出費は発生します。寮生活における月々の出費はどのくらいを見ておけばいいのでしょうか。総務省統計局が2021年に実施した「家計調査」によると、民営の賃貸物件に住む単身世帯の消費支出(1ヶ月あたり)の全国平均額は「179,795円」となっています。内訳は以下のとおりです。

出費項目民間の賃貸物件社員寮の場合
家賃51,472円11,302円 ※1
食費37,378円37,378円
ライフライン10,240円10,240円
交通・通信費20,715円20,715円
教養娯楽費18,528円18,528円
被服および履物5,514円5,514円
家具・家事用品6,357円6,357円
教育12円12円
保健医療6,905円6,905円
その他22,674円22,674円
合計179,795139,625
※1 (51,472円から、社有の社員寮の平均家賃である40,170円をマイナス)

※参考:統計局ホームページ/家計調査(家計収支編) 調査結果

単純に家賃の違いだけを考慮すると、月々の出費は社員寮のほうが40,000円程度安くなります。

ただ、社員寮は徒歩で通勤できたり、職場までシャトルバスが運行していたりするので交通費を抑えられる可能性もあります。また、食堂があって手頃な金額で食事ができる社員寮もありますし、水道光熱費(ライフライン)を負担してくれる社員寮もあります。これらも考慮すると、さらに10,000円~20,000円くらいは節約できる可能性があるでしょう。

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※寮によっては待遇・条件が異なるところもありますので、詳しくはお問い合わせください。

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まとめ

寮に入ることを前提にすれば全国の求人が選択肢になるので、そのぶん給料・待遇の良い仕事を見つけやすくなります。エリアを問わず、できるだけ高収入の工場で働きたいという方には愛知県をおすすめします。愛知県にはトヨタやデンソーなど有名メーカーの工場が数多く建ち並んでおり、製造品出荷額等は全国1位。他のエリアに比べ好条件の仕事が見つかりやすいはずです。

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