期間工には年齢制限がある?40代、50代が採用されるためのコツを紹介
2024年8月21日更新
期間工は短期間で高収入が得られる仕事のため、老若男女問わず人気の仕事です。
しかし、工場勤務は肉体労働が多いため、40歳を超えてくると「仕事についていけるか」や「そもそも採用されるのか」という疑問が発生してきます。
そこで本コラムでは、期間工に年齢制限はあるのか、何歳まで活躍できるのかという疑問にフォーカスして解説していきます。
期間工には年齢制限はある?何歳まで?
基本的に、期間工に年齢制限はありません。
実際の募集要項を見ても、
3ヶ月勤務可能な満18歳以上の方
(労働基準法第62条の規定による)
工場での立作業、ライン作業で
連続2交替制勤務に従事できる方
など年齢に関する要項はありません。
つまり、期間工の仕事がこなせる能力があれば年齢に関わらず応募できるということです。
ですが、これは雇用対策法により年齢で求人を制限してはいけないという決まりがあるためです。
期間工で年齢制限がないことのデメリット
法的なルールで年齢制限がなくても、企業側はやはり力仕事をお願いしやすい若い世代を求めていることも少なくありません。
その条件から外れていた場合、いくら年齢制限のない求人とはいえ選考の段階で落とされてしまいます。
しかし、企業側が求めている人材を応募する側が知ることは不可能なため、受からない求人に応募し不採用の通知が来るのを待つという無駄な時間を過ごしてしまうこともあるかもしれません。
40代、50代でも期間工の仕事は問題なくできる?
実際期間工で働いている年齢層は、若く体力のある20代30代が中心です。
ですが、40代・50代でも働いている方もおり、作業内容も年齢や体力面を考慮した配属がされることが多いので、体力に不安のある方でも働くことができます。
一方で、年齢を重ねると体力面や健康面で支障が起きやすくなるので、入社時の健康診断ではじかれてしまう可能性が高いです。
企業としては、作業中の体調不良や事故、欠勤などは避けたいので、年齢の高い人はかなりシビアに見られてしまいます。
60代でも務まる?
期間工では自動車や自動車の部品を製造することが多いですが、その際の労働は重労働であることが多く、60歳以上が勤務することは難しいでしょう。
しかし、期間工での経験が十分にあり、体力に自信のある場合などはチャンスがあるかもしれません。
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自動車メーカーの年齢層の実例
TOYOTA(トヨタ)の期間工に応募している人の年齢
10代 | 3% |
20代 | 30% |
30代 | 53% |
40代 | 13% |
50代 | 2% |
主に20代・30代の8割で構成されており、40代以上は1.5割と僅かですが働いています。
MAZDA(マツダ)の工場で働く人の年齢
10代 | 6% |
20代 | 47% |
30代 | 28% |
40代以上 | 19% |
こちらも20代・30代が中心で構成されていますが、40代以上も2割近くいるため、40代・50代でも働くことができることが分かります。
【40代・50代向け】期間工になるためのコツ
40代・50代を積極的に採用している求人を探す
期間工の仕事は年齢不問とはいえ、若い人が採用で有利になるのは否めません。しかし、40代、50代という年齢層を積極的に採用している企業や、経験者を優遇する企業も存在します。そのため、自身の経験やスキル、希望する勤務条件などを明確にし、それに合った求人を見極めることが大切です。
繁忙期を狙って応募する
期間工の求人は年間を通して多数出ていますが、応募が集中する時期や、繁忙期に合わせての募集が増える場合があります。さらに、そういった繁忙期前になると採用の年齢要件が緩くなる傾向があります。たとえば、閑散期には35~40歳を上限としている場合でも、繁忙期前には40~50歳と上限を引き上げて、より多くの期間工を採用・確保することがあります。一般的に自動車業界の繁忙期は12月から3月と言われています。タイミングを見計らい、早めの応募を心がけると良いでしょう。
体力維持と健康管理の徹底
期間工の仕事は、長時間の立ち仕事や重い物の持ち運びなど、体力的な負担がかかる場面が多いことがあります。特に40代、50代となると、若い頃と比べて体力の低下が気になる年代。日常の生活の中で適度な運動を取り入れ、筋力や持久力の維持を心がけることが大切です。また、定期的な健康診断を受けることで、体の異常を早期に発見し、早めの対応ができるようになります。
自身の経験やスキルをアピール
40代、50代という年齢には、長年の業務経験や多様なスキル、人間関係の築き方など、多くの知識や経験が蓄積されています。それらの経験やスキルは、期間工の仕事にも大変役立つもの。例えば、以前の仕事でのマネジメント経験は、チームワークを重視する場面でのリーダーシップを発揮する際に有効です。求人応募時や面接の際には、自分の経験やスキルをしっかりとアピールし、その価値を伝えることが重要です。
40代、50代の期間工が正社員になれる可能性
長期的な育成をしていくことが目的のため、多くの企業では正社員登用の条件を20代、30代としており、実際に採用されるのも20代が中心です。
とはいえ、40代でも意欲や実力次第では正社員登用のチャンスはあるでしょう。
しかし50代では定年も近づいてきていることから、正社員登用は難しいかもしれません。
期間工になるために知っておきたいQ&A
応募のベストな時期はいつですか?
企業や業界によりますが、一般的には年度末や半期末が多いです。
企業の業績に応じて、新たな人員を募集する場合があります。新年度開始前の春や、半期の終わりである秋には、新たなプロジェクトが始まることが多いため、この時期に期間工としての求人が増えることが多いです。
資格は必要ですか?
特定の資格が必須というわけではありませんが、所持していると有利な場合も。
期間工の仕事内容には多様性があります。そのため、特定の資格が絶対に必要ということは少ないのですが、フォークリフトの運転資格や、特定の機械の操作資格など、求人によっては所持していると有利とされる資格が存在します。また、資格を持っていることで、より高い給与の仕事に就ける可能性も高まります。
体力的に大変ではありませんか?
仕事内容によるため、自分の体力や健康状態を考慮して選ぶことが大切です。
期間工の仕事は、製造ラインに立つことが多く、一日の大部分を立ち仕事で過ごすことも少なくありません。そのため、体力的に負担がかかることは確かです。しかし、業務の内容や企業によっては、座り仕事の部分もあるため、一概に体力的に厳しいとは言えません。自分の体力や健康状態、また過去の経験を踏まえて、求人を選ぶことが大切です。
今すぐ製造工場で働くには? |
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まとめ
40代・50代で期間工として働きたいが、どうしても受からない……
そんな悩みのある方は、派遣社員として働くという選択肢もあります。
直雇用の期間工と違い、派遣会社を仲介する働き方なので期間工よりも採用されやすい場合があります。
今回のコラムでは、期間工において40代・50代が採用されるコツについて紹介しました。
工場派遣で働きたい方は、ぜひ「ジョブ派遣」をご活用ください。
ジョブ派遣は、派遣会社(株式会社日輪)が運営している求人サイトで、製造業・派遣社員のお仕事を中心にご紹介しています。
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