夜勤は体に悪い?健康へのリスクや対策を徹底解説!

2022年11月30日更新

夜勤は体に悪いって本当?

夜勤の仕事は高収入が期待できますが、生活リズムが崩れやすいのが難点です。「夜勤は体に悪い」といった話も聞かれますが、実際にどのような健康リスクがあるのでしょうか。今回は、夜勤の仕事をお考えの方に向けて、健康面のリスクやその対策のほか、夜勤のメリットや向いている人の特徴などについて解説していきます。

目次

夜勤は体に悪い?健康リスクとその対策

「夜勤は体を壊す」「夜勤は寿命が縮まる」といった話を耳にしたことがあるかもしれません。何の問題もなく夜勤で活躍している人がいる一方で、健康面のトラブルでお悩みの人もいます。夜勤の影響として考えられる健康リスクについて見ていきましょう。

夜勤は睡眠不足になりがち

夜勤の仕事は生活リズムが乱れやすく、睡眠不足に陥りがちです。特に日勤と夜勤が交互のシフトになっている場合は、毎日就寝時間が変わるので寝付けないという人もいます。「夜勤から帰って寝ようと思ったのに目が冴えて、なかなか寝られなかった・・・」というのはよくある話です。

夜勤を続けると慢性的な睡眠不足から体調を崩してしまう可能性があるので、夜勤者にとって体調管理は非常に重要になってきます。

夜勤は健康を損なう可能性がある

私たちは深い睡眠に入ると、成長ホルモンが分泌され細胞が修復されます。逆に、眠りが浅いと成長ホルモンが分泌されず、「肌荒れ」「体のだるさ」「疲れがとれない」といった症状が出てきます。加えて、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されることで、免疫力が低下すると言われています。

夜勤によって睡眠不足に陥ると、日中の眠気や疲労感が増すだけでなく、情緒不安定や高血圧、糖尿病や心臓病、脳卒中など、生活習慣病やうつ病のリスクも高くなります。

少し古いデータですが、厚生労働省が夜勤者(深夜業務従事労働者)の健康状態などを調査した統計があります。この統計では、「深夜業務に就く前と比較して体調の変化があった労働者」の割合は36.1%となっています。また、「深夜業務に就いてから医師から診断を受けたことがある労働者」の割合は17.3%となっており、診断内容は、胃腸病(51.0%)、高血圧症疾患(22.6%)、睡眠障害(18.8%)の順で多くなっています。

健康を損なうと働けなくなってしまう可能性もあるため、夜勤で体調不良が続くような場合は、夜勤の回数を減らしてもらったり、日勤へ配置転換してもらったりするようにしましょう。

夜勤は事故やミスのリスクが高まる

睡眠不足の結果とも言えることですが、夜勤中は眠気から集中力が低下して、判断ミスや操作ミスなどが起きるリスクが高まります。特に、危険をともなう作業は要注意です。仕事中だけでなく、通勤中にもリスクはあります。マイカー通勤の場合、夜勤明けの帰宅時などは急に眠気に襲われることがあるため、十分な注意が必要です。

夜勤は年齢を重ねるほど難しくなる

自分の生活リズムを確立できれば、問題なく夜勤で働くことができます。しかし、若い頃は苦にならなかった夜勤も、年齢とともにつらくなってくるものです。これは、加齢とともに体力・筋力が低下する影響もありますし、脳内で分泌される「メラトニン」という睡眠ホルモンが減少することで十分な睡眠がとれなくなる影響もあります。

40~50代の方は、夜勤の回数を減らしたり、無理のないシフトを組んだりする工夫が大切です。

夜勤のその他のデメリット

夜勤に関してよく言われるデメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

夜勤は家族・友人と予定を合わせにくい

会社や学校は平日の昼間に稼働して、土日休みという形が一般的です。しかし、夜勤の仕事は平日の昼間が休みになることが多いので、家族や友人と予定を合わせにくくなります。予定が合っても、「翌日の夜勤に備えて眠っておきたい」というケースもあるため、一緒に過ごす時間は少なくなるでしょう。

夜勤はトラブル対応が大変

日勤の場合は現場に責任者がいるのが通常ですが、夜勤は人員が少ないため、責任者不在のケースも多くあります。そのため、夜勤中にトラブルが発生すると、その場にいる従業員だけで対応せざるを得ず、大変な思いをすることもあるようです。

苦手な人との夜勤はつらい

夜勤は人員が少ないため、「苦手な人と二人きり」という状況も起こりえます。人員が多い日勤であれば、苦手な人や嫌いな人がいても、それほど気にならないかもしれませんが、夜勤の場合は大きなストレスになるでしょう。特に、看護師や介護職に就く女性に多い悩みだと言われています。

夜勤にメリットはある?

夜勤のリスクやデメリットについてご説明してきましたが、夜勤で活躍している人もたくさんいます。夜勤で働く人から聞かれる「夜勤のメリット」として多いのは以下の3つです。

夜勤は高収入が期待できる

労働基準法では、夜勤とは「22時から翌朝5時まで」の時間に働くことを言い、この時間の労働に対しては、賃金を通常より2割5分以上高く設定するように定められています。一般的に「夜勤手当」と呼ばれるもので、日勤に比べて25%以上給料が高くなります。同じ仕事をしていても、日勤より稼げるのは夜勤の大きな魅力でしょう。

夜勤は通勤ラッシュの影響を受けない

夜勤で働く人は、通勤ラッシュに巻き込まれることがありません。特に都市部は通勤ラッシュがひどく、通勤するだけで疲れ果ててしまうこともありますが、このようなストレスがないのは夜勤のメリットだと言えるでしょう。

夜勤は少人数ならではの気楽さがある

会社の規模や業種にもよりますが、夜勤は日勤より従業員が少ないのが通常です。そのため、「日勤よりも気楽に働ける」という声は少なくありません。面倒な人間関係に巻き込まれることもなく、周囲を気にせず自分のペースで働けるのは夜勤のメリットの一つです。



夜勤の仕事をしたい!向いている人の特徴とは?

夜勤に向いている人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。

朝に弱い人(夜型の人)は夜勤に向いている

「早起きが苦手」「朝、起きるのがつらい」「午前中はいつもボーっとしている」「夜のほうが集中できる」といった人には夜勤が向いています。いわゆる「夜型」の人は、夜勤のほうがパフォーマンスも上がるでしょう。

生活リズムの変化に強い人は夜勤に向いている

「生活リズムが変わったくらいで体調を崩すことはない」という自信のある人は、夜勤に向いていると言えるでしょう。起床時間や就寝時間、食事の時間が変わっても適応でき、いつもどおりの体調をキープできる人なら夜勤でも存分に活躍できるはずです。

いつでもどこでも眠れる人は夜勤に向いている

夜勤の場合、夜に働いて日中に眠る生活になります。「明るい時間帯でも眠れる」「生活音があっても眠れる」「眠るまで時間がかからない」など、どんな環境でも眠れる人なら夜勤でも問題なく働けるでしょう。

家族の理解がある人は夜勤に向いている

家族が日中に活動している場合、生活リズムの違いから不満が溜まってしまうかもしれません。お互いの約束ごとを決めたり、役割分担を見直したりして家族の理解を得られる人なら安心して夜勤で働けるでしょう。

収入を最優先にしたい人は夜勤に向いている

規則正しい生活をすることや、家族・友人と過ごすことより、収入を優先したい人は夜勤に向いています。「直近でお金が必要」「将来のために貯金したい」といった人は、夜勤の仕事にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

夜勤で働く人向けの体調管理・健康管理

夜勤で働く人は、日勤で働く人以上に体調管理・健康管理が重要になってきます。以下の3つのポイントを意識しながら、日々の生活を送りましょう。

質の高い睡眠を確保する

私たちは睡眠によって疲労を解消し、活力を取り戻しています。そのため、心身の健康を維持するためには質の高い睡眠が不可欠です。

夜勤の場合は日中に睡眠をとることになります。日中でもぐっすりと眠れるよう、快適な寝具を取り入れたり、騒音対策をしたり、同居の家族に配慮をお願いしたりすることが重要です。また、起きる時間・寝る時間を固定することで夜勤のリズムをつくることができるので、質の高い睡眠につながります。

バランス良く食べる&食べ過ぎない

夜勤で働いていると、帰宅時間にスーパーなどが開いていないことが多く、コンビニ弁当やインスタント食品に頼りがちになります。栄養バランスが崩れないよう、野菜やフルーツを意識して食べるようにしましょう。また、寝る前にたくさん食べると消化器に負担がかかったり太りやすくなったりするので、腹8分目を心がけてください。

体内時計を乱さないようにする

夜勤明けに日光を浴びると、体内時計がリセットされて眠れなくなってしまうことがあります。そのため、夜勤明けはできるだけ日光に当たらないよう、サングラスをして帰宅したり、寝室のカーテンを2重にしたり、遮光カーテンに変えたりする工夫が大切です。また、食事のリズムを固定することで体内時計の乱れを防ぐことができるので、3食決まった時間に食べるようにしましょう。

なお、厚生労働省は夜勤者の睡眠を向上させるため、以下のような助言をしています。

・夜勤の時間帯では、できるだけ職場の照明を明るくする
・夜勤シフトに入る2日前から遅くまで起きておくようにし、遅く寝る
・夜勤明けの帰宅時には、サングラスで目に強い光がはいらないようにする
・寝室は雨戸や遮光カーテンなどで、できるだけ暗くする
・勤務時間帯が変わった初日は、就寝時間まで仮眠をとらずに我慢して起きておく

夜勤者は「特定業務従事者の健康診断」を受診できる

夜勤で働いている人は、日勤で働いている人とは健康診断のルールが異なり、「特定業務従事者の健康診断」を受診することが定められています。

特定業務従事者の健康診断の対象者

特定業務従事者とは、深夜業または労働安全衛生規則第13条第1項第2号に掲げる業務などの特定業務に従事する従業員のことを言います。また、深夜業を含む業務は、常態として深夜業(午後10時から午前5時まで)を1週間1回以上、または1ヶ月に4回以上おこなう業務とされています。

たとえば、工場で夜勤をしている人は該当しますが、日勤の人でも、残業によって労働時間の一部が午後10時から午前5時までの時間に重なれば該当する可能性があります。

特定業務従事者の健康診断の頻度

一般の定期健康診断が年に1回であるのに対し、特定業務従事者の健康診断は「6ヶ月以内ごとに2回」受診することが定められています。年に2回、健康診断を受診できるということです。

特定業務従事者の健康診断の項目

特定業務従事者の健康診断の項目は以下のとおりです。

①既往歴及び業務歴の調査
②自覚症状及び他覚症状の有無の検査
③身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
④胸部X線検査及び喀痰検査
⑤血圧測定
⑥貧血検査(血色素量、赤血球数)
⑦肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
⑧血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
⑨血糖検査
⑩尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
⑪心電図検査 ※一部項目については、医師が不要と認める場合には省略できます。

夜勤の仕事を探すなら「ジョブ派遣」で決まり!

工場での夜勤の仕事を探すなら、ぜひ「ジョブ派遣」をご活用ください。ジョブ派遣は、派遣会社(株式会社日輪)が運営している求人サイトで、製造業・派遣社員のお仕事を中心にご紹介しています。高時給の夜勤の仕事もコンスタントにご紹介しています。

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また、夜勤をしたくない人のため、日勤のみのお仕事もご紹介しています。

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まとめ

夜勤の仕事は様々ありますが、工場での夜勤は人気があります。工場は寮が近くにあるケースが多いので、通勤時間が短く、そのぶん睡眠時間を確保しやすくなります。家賃を節約できるのも大きな魅力でしょう。また、マニュアルが完備しているので未経験の方でも安心して働けます。夜勤をお考えの方は、ぜひ工場での仕事を探してみてください。

※参考:

セルフメンタルヘルス – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000881325.pdf

平成13年労働環境調査の概況|深夜業務従事労働者の健康管理等について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/anzen/kankyou01/index.html

労働安全衛生法に基づく健康診断を実施しましょう – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000103900.pdf

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