製造業の志望動機の書き方・コツを紹介!採用担当者に伝わる工夫を徹底解説

2024年4月10日更新

製造業の志望動機の書き方・コツを紹介!採用担当者に伝わる工夫を徹底解説

工場勤務など製造業の求人に応募する際、選考を通過するためには「志望動機」が重要になってきます。履歴書に記載する項目のなかでも、学歴や職歴、資格の有無などは何の工夫もできませんが、志望動機は工夫次第で大きなアピールポイントにすることができます。今回は、製造業の求人応募における志望動機の書き方のポイントやNG内容などについて解説していきます。

製造業界で求められる資質・適性とは

製造業界で求められる資質・適性として特に重要なのが以下の3つです。

製造業では「モノづくりへの情熱」が必要

製造業で活躍できる人は、やはりモノづくりへの情熱がある人です。自分が好きなことであれば、高い集中力を持って仕事に取り組めますし、知識・スキルの習得スピードも早くなります。もちろん、モノづくりへの情熱だけで完璧な仕事ができるわけではありませんが、高いモチベーションで働くためには情熱が欠かせません。志望動機においても、モノづくりへの情熱はうまく伝えたいところです。

製造業では「几帳面さ」が必要

製造業では、欠陥品・不良品の発生を最小限にしなければいけません。SNSなどによる口コミの力がますます強くなる昨今、欠陥品・不良品を出してしまうと企業としての信頼低下は避けられません。そのため、大雑把な人は製造業に不向きであり、几帳面で細部まで気を配れる人は製造業で働く適性が高いと言えます。志望動機においても、自分の几帳面なエピソードを盛り込めると理想的です。

製造業では「体力」が必要

製造業のなかでも工場勤務の場合は、立ちっぱなしの仕事や動きっぱなしの仕事、きつい体勢の仕事や力を使う仕事も少なくありません。工場勤務を希望する人は、体力が一つの重要な資質になってきます。「体力的にきつい」という理由で退職する人も多いため、採用担当者も「この人は体力的に大丈夫かな?」と考えます。そのため、志望動機などでうまく体力をアピールしたいところです。

履歴書の志望動機でNGな文章とは?【製造業向け】

製造業の求人に応募する際の第一歩が履歴書を作成することです。履歴書に書く志望動機としてNGになるものを押さえておきましょう。

オリジナリティのない志望動機

採用担当者は相当な数の履歴書に目を通します。採用担当者の目に留まる履歴書を作成するためには、志望動機が大きなポイントになってきます。ネット上にある定型文をそのまま利用する人もいるようですが、定型的な志望動機で選考を通過するのは難しいでしょう。もちろん、ネット上の例文を参考にするのは構いませんが、参考にするのは方向性だけにして、内容は自分らしいオリジナリティのある志望動機を記載するようにしましょう。

どの企業にも通用する具体性に欠ける志望動機

製造業に限った話ではありませんが、就職活動・転職活動をする際は、複数の企業に同時に応募するケースも多いと思います。そのとき、手間を省くために同じ志望動機を使い回す人もいるようです。しかし、使い回すことを前提にした志望動機は、「企業理念に共感した」「人の役に立つ仕事がしたい」というように、どこの企業にも通用するような漠然とした志望動機になりがちです。このような志望動機は具体性に欠けるため、採用担当者が「同じ内容でいろんな企業に応募しているのだろう」と使い回しに気付くおそれがあります。そうなると当然、選考を通過するのは難しくなります。

待遇や条件の話ばかりの志望動機

企業を選ぶとき、給与や労働時間・休日、福利厚生の内容などを確認することは大切です。しかし、志望動機として待遇や条件の良さばかりをアピールするのは避けるべきです。もちろん、本心として魅力を感じることはあると思いますが、「給料が高いから御社を志望しました」「休日が多く、残業が少ない点に魅力を感じました」といった志望動機はイメージダウンにつながりかねません。

製造業向けの志望動機の書き方のポイント

製造業に応募する際の履歴書では、以下の2点に配慮して志望動機を書くようにしましょう。

製造業向けの志望動機に入れるべき要素と書き方

製造業への就職や転職を考える際、その志望動機は非常に重要です。なぜ製造業で働きたいのか、その理由をはっきりと示すことが、強いアピールポイントになり得ます。例えば、幼いころからモノづくりに情熱を持っていたり、家族の背景に製造業への尊敬があったり、特定の製品づくりに強い関心があるなど、個人の経験や価値観が志望理由に直結しています。

さらに、ただ製造業で働きたいというだけでなく、特定の会社を選ぶ理由も同様に重要です。自分がなぜその企業を選んだのか、その企業の製品や文化にどのように魅力を感じ、貢献できると考えているのかを示すことが求められます。例えば、ある企業の製品を長年愛用してきた、子どもの頃に工場見学で感銘を受けた、普段使っている製品がその企業のものだったと知り、製造プロセスに関わりたいと思ったなど、具体的なエピソードが志望動機を強化します。

また、製造業内でもさまざまな職種があります。自分がなぜ特定の職種を選んだのか、その職種に対する情熱や適性をアピールすることも重要です。品質管理にこだわりたい、体を動かすことが好きでピッキングが向いている、目に見える成果を出す仕事に魅力を感じるなど、自分の性格や能力がその職種にマッチしていると感じる理由を伝えます。

最後に、自分が製造業、特に希望する企業や職種に適していると思う理由を、自己PRとして組み込むことができれば、採用担当者により良い印象を与えることが可能です。手先の器用さ、集中力、反復作業に対する忍耐力など、自身の特性やスキルを生かしてどのように貢献できるかを明確に示すことで、強力な志望動機を構築することができます。

志望動機は結論から書く

志望動機を書くとき、あれもこれもと要素を詰め込み過ぎると、全体としての印象がぼやけてしまいます。採用担当者に分かりやすくポイントを伝えるためには、できるだけ志望動機を絞り込み、結論から先に書くことが重要です。「私が御社を志望するのは○○だからです」と書き出し、その後で理由や具体例を記し、最後に再び結論を強調すると採用担当者に伝わりやすく、印象に残りやすい志望動機になります。

志望動機に自己PRの要素も盛り込む

志望動機の欄には志望動機を書くべきですが、上述のとおり、書き方によっては自己PRを兼ねることもできます。採用担当者に「この人と一緒に働きたい」「この人なら活躍してくれそうだ」と思ってもらえるよう、志望動機のなかで自然な形で自分の強みをアピールしてみましょう。

製造業の面接の志望動機・自己PRのコツ(例文付き)

製造業の面接で志望動機や自己PRを伝えるときは、以下のポイントを意識するようにしましょう。

「長く働けること」をアピールする

製造業のなかでも工場勤務は体力が重要だと申し上げましたが、正確に言えば、体力が重要であるというより、「長く元気に働けること」が重要です。採用担当者としてもっとも避けたいのは、採用した人がすぐに辞めてしまうことです。面接で「健康そうな人」「安定して長く働いてくれそうな人」という印象を与えることができれば、採用される可能性は高まるでしょう。

▼例文
「私は常日頃から健康に気を配っており、週に3回はジョギングをするようにしています。そのかいもあり、ほとんど風邪をひくことはありません。疲れても1日寝れば回復するので、御社の工場でも常に最前線で活躍したいと思っています」

「熱意」をアピールする

特に未経験から製造業界を志望する場合は、熱意をアピールすることが重要です。しかし、ただ単に「熱意があります」「やる気があります」と言うだけでは信憑性に欠けるので、必ず具体的な根拠やエピソードを交えて熱意を伝えるようにしましょう。

▼例文
「私が御社を志望したのは、もともと製造業への強い憧れがあったからです。大学時代には○○工場でアルバイトをしていましたが、そのときの○○の経験からより製造業への関心が高まり、将来は必ず製造業で働きたいという志を持つようになりました。御社の製品は海外市場でも評価され始めていますので、私も御社の一員となって海外展開を支えていきたいと思っています」

「真面目さ」をアピールする

製造業の仕事はルーティン作業が多いため、コツコツと真面目に働ける人が好まれます。それゆえ、真面目さはアピールしたいところですが、ただ単に「真面目に取り組みます」と言うだけでは採用担当者には響きません。説得力を持たせるためには、やはり具体的なエピソードが必要になります。できるだけ「真面目」という言葉を使わずに、真面目さが伝わるエピソードを話せると理想的です。

▼例文
「私はアルバイトを始めたばかりの頃に、手順を間違えたことがありました。その日以来、手の甲にマジックで手順を書いてから職場に出るようにしました。手順を完全に覚えてからも書いていたので、先輩からは「もう書かなくていいでしょ」と言われましたが、同じミスをしないことが私のモットーなので、それ以降も続けました。御社でも確実な仕事をして、周囲の人からの信頼を獲得していきたいと思っています」

製造業の採用担当者は面接で応募者のどこを見ているのか?

製造業の面接を通過するためには、採用担当者が「応募者のどこを見ているのか?」を知っておくことも重要です。もちろん、応募者の経験やスキル、知識や資格なども重視されますが、これらは取り立てて面接でチェックされるポイントではありません。多くの場合、面接でチェックされるのは、応募者の性格面です。たとえば、「この人は真面目に長期間働いてくれそうか?」「今のメンバーと円満にやっていけそうか?」「サボったり約束を破ったりしないか?(人として信頼できるか?)」といったことです。

履歴書では、ある程度自分を良く見せることができますが、面接では「ありのままの自分」が出やすくなります。そのため、採用担当者も応募者の「ありのままの人物像」を捉えようとしてきます。違う言い方をするなら、「履歴書から受けた印象と、実際に会ってみて受けた印象の違い」を確認する場が面接であると言えます。そのため、「履歴書を見る限り真面目そうな人だと思ったけど、実際に話してみると違った」というようなケースは面接で落ちやすくなります。逆に、「実際に会ってみたらすごく受け答えが丁寧で誠実な人だった」「話してみたらすごく熱意が伝わってきた」というようなケースは通過しやすいと言えるでしょう。

また、面接では「会社でやりたいこと」や「将来やりたいこと」を伝えることも大事です。給料をもらうためだけに働いている人は、嫌なことやつらいことがあるとすぐに辞めてしまいますが、やりたいことがあって働いている人は困難を乗り越えることができます。面接で「やりたいこと」を伝えることで、採用される可能性も高まるでしょう。

まとめ

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