工場勤務の4勤務2休とは?休日日数や実際のシフト例、給与を紹介!

2023年12月11日更新

工場勤務の4勤務2休とは?休日日数や実際のシフト例、給与を紹介!

近年、工場ワークの求人を探す際によく目にするのが「4勤2休」の勤務形態です。しかし、これが一体何を指すのか、どのような仕組みなのか、そして仕事選びにおいてどのようなメリット・デメリットがあるのか。このコラムではこれらの疑問に答え、将来の仕事選びの一助となるように詳しく解説します。

4勤2休とは?夜勤と日勤が入れ替わる?

4勤2休」とは、基本的には週に4日働き、2日休むという勤務形態を指します。このサイクルを繰り返す形態が「4勤2休」です。1週間は7日間ですが、4勤2休のサイクルは6日間のため、勤務日と休日は決まった曜日ではなく、少しずつずれていきます。

また、4勤2休は、主に昼夜問わず稼働する必要のある職場(24時間体制の工場、病院、介護施設、宿泊施設など)で多く採用されており、日勤と夜勤が入れ替わることが多いです。たとえば、月曜日から木曜日の4日間は日勤で働き、金曜日と土曜日の2日間休んで、次の日曜日から水曜日の4日間は夜勤で働くというように、2日間の休みを挟んで日勤と夜勤を繰り返します。体の負担を考慮して6日間のサイクルになっています。また、3チームで構成することで、24時間稼働することができます。

Aチーム日勤日勤日勤日勤休み休み夜勤夜勤夜勤夜勤休み休み
Bチーム夜勤夜勤休み休み日勤日勤日勤日勤休み休み夜勤夜勤
Cチーム休み休み夜勤夜勤夜勤夜勤休み休み日勤日勤日勤日勤
3チームで4勤2休の勤務表例(2交替制)

4勤2休の年間休日は何日?

4勤2休の年間休日は121日程度です。
4勤2休は6日間のうち2日間休むということなので、3分の1が休みであるということです。単純計算では、365日×1/3=121日が休日になります。ゴールデンウィーク、お盆、お正月など大型連休でさらに休日が増える工場もあります。

一方、土日休みの企業の場合でも、休日は120日程度が一般的です。4勤2休は、休みの曜日は固定されてはいませんが、年間休日の日数は一般的な企業と変わらないことが分かります。

4勤2休は、休日が不定ですが、上の表のようにサイクルが決まっています。なので、前もって休みの日を知ることができます。シフト制のように来月の休みの日が分からないということはないので、先の予定を立てやすいです。

4勤2休のシフト例

4勤2休は24時間稼働を目的として「2交替」や「3交替」などの交替制である場合が多いです。採用している工場はすくないですが、4勤2休で「日勤のみ」「夜勤のみ」の工場もあります。

■4勤2休の2交替
4勤2休の2交替制は、2日間の休みをはさんで日勤と夜勤が入れ替わります。1日24時間を2シフト回すところが多いですが、中には18時間を2シフトで回す24時間稼働していない工場もあります。工場によって勤務時間がちがいますが、例を次に示します。
【2交替制の勤務時間例】
日勤:午前8時~午後5時、夜勤:午後5時~翌午前2時
日勤:午前8時~午後7時(残業2時間)、夜勤:午後7時~翌午前6時(残業2時間)
日勤:午前5時~午後2時、夜勤:午後2時~午後10時

■4勤2休の3交替
4勤2休の3交替制は、2日間の休みをはさんで日勤と準夜勤と深夜勤が入れ替わります。3交替制は、1日を3つのシフトで回します。勤務時間8時間×3シフトとなるため、2交替より1日の勤務時間が短いことが多いです。工場によって3シフトは、「前夜勤」「日勤」「早番」と呼ばれることもあります。
【3交替制の勤務時間例】
日勤:午前6時~午後2時、準夜勤:午後2時~午後10時,深夜勤午後10時~翌午前6時

■4勤2休の日勤のみ
4勤2休の日勤のみは、4日働き2日休むというサイクルを繰り返します。日中のみしかできない作業をする工場に採用されています。日勤のみなので、通常のお仕事と同じく勤務時間は様々です。

■4勤2休の夜勤のみ
4勤2休の夜勤のみは、夜勤を4日働き2日休むというサイクルを繰り返します。昼勤専属、夜勤専属と分けて採用する工場があります。夜勤専属は、リズムが一定のため、交替制とくらべて生活リズムが崩れにくいです。また夜勤専属は、毎日深夜手当が付くので、日勤専属や交代制に比べて収入が多くなります。

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4勤2休の給与は?

工場勤務の場合、時給であることが多いです。4勤2休を採用している工場は、夜勤がある工場が一般的です。午後10時~翌朝5時までのに働くと、深夜手当が支給されます。深夜手当は通常時の時給の1.25倍以上であることが労働基準法で定められています。そのため、4勤2休の働きからは、同じ勤務時給であっても、昼勤のみの仕事より、収入を増やすことができます。

【給与例】時給1,400円、8時間労働、20日勤務の場合
日勤のみ:1,400円×8時間×20日=224,000円/月
4勤2休(夜勤21時~翌朝6時,休憩1時間):1,400円×8時間×10日+{(1400円×1.25深夜手当)×6時間+1,400円×2時間}×10=273,000円/月
このように、同じ時給でも、日勤のみだと22万円程度ですが、半分夜勤の4勤2休だと27万円以上稼ぐことができます。

4勤2休のメリット

4勤2休を採用している工場は、先に説明したように日勤と夜勤の交替制が多いです。日勤と夜勤の交替制は一見大変そうに感じるかもしれませんが、4勤2休という働き方は、休みがしっかりと確保された、働きやすい勤務体制です。毎日同じ通勤・勤務のワンパターンに飽きてしまう方にも、交代制は新鮮で退屈しない働き方です。

以下に4勤2休には様々なメリットを3つあげます。

月の手取りが多い

4勤2休の働き方は、夜勤があることが多いです。夜勤勤務がある場合、深夜手当が必ず付きます。さらに、毎回残業は発生する工場もあり、残業手当が支給されます。1日を2シフトで分ける2交替制の場合に多いです。残業手当は1日8時間以上または週40時間以上超えると支給される手当で、深夜手当と同じく時給が25%アップになります。時給が1,400円の場合、深夜手当や残業手当は1,750円になります。このように、4勤2休の働き方は、深夜手当や残業手当が支給されるケースが多く、他の工場勤務の形態に比べて月の収入が多くなる傾向があります。

2連休がいろんな曜日でとれる

4勤2休の働き方は、毎回必ず2連休がとれます。曜日が決まってはいませんが、そのおかげで土日にも平日にも休日ができます。


土日の休みは、家族や友人との休みが合いやすいです。土日開催のイベントにも参加可能です。

平日のお休みは、混雑を避けてお出かけすることができます。平日のお出かけは、空いているだけでなく、お得なことも多いです。また、市役所や銀行など平日の昼間にしかこなせない用事も済ませやすいです。土日、平日どちらにも休日があるのは、いろいろな予定のある方に便利なメリットです。

また、必ず2日間の連休がとれるというのは、日勤と夜勤の生活リズムを整えるのにとても有効です。2日間あれば、1日はゆっくり休んで、もう一日はアクティブに過ごす、なんてことも可能です。

連続4勤務まで

土日休みの仕事は平日5日勤務が一般的です。サービス業などのシフト制の仕事だと、10日連続勤務なんてことも。休日の数が変わらなくても、体力的にも精神的にも連続勤務は大変です。その点、4勤2休は連続4日までしか働きません。疲れがたまる前に2連休がやってきます。さらに、4日間というのは休みまでの間隔が短く、休みの日までのモチベーションを保ちやすいです。休みが見えると大変な仕事も頑張れるものです。

4勤2休のデメリット

メリットの多い4勤2休という働き方ですが、デメリットもあります。
以下に3つのデメリットをあげます。

休みの曜日がバラバラ

休みの曜日が違うことはメリットにもなりますが、デメリットにもなりえます。1サイクルの日数が違うため、普通の7日一週間サイクルで働いている人とは生活リズムが合いません。友人や家族みんなが休みの中、自分だけ出勤なんてこともあります。

さらに、休日の曜日が毎回違うため、曜日が決まっている習い事やイベントへの参加が難しいです。せっかく2連休があるのに、することがないと感じる方もいるかもしれません。

他の人と予定を合わせたい人や、決まった曜日に予定がある人にはデメリットとなります。

生活リズムが崩れやすい

2日間の連休がありますが、日勤と夜勤の交代制は生活リズムが崩れやすいです。慣れると平気な方もいますが、中には体質的に向いていない方もいます。昼間に寝れない人は、睡眠不足や体調不良になりやすいです。

とはいえ、ほとんどの方は次第に交替制に慣れてくるので、最初のうちは休日は休むことに専念し体調管理に注意しながら勤務することを心掛けましょう。慣れてしまえば休みが多くメリットの多い働き方になります。

勤務時間が長め

特に2交替制の場合、勤務時間が長くなることがあります。勤務時間は工場によってことなりますが、変形労働時間制を用いて定時と残業を合わせ10時間ということもあります。2交替制は1日を2シフトで分ける為、3交替や昼勤の仕事に比べて長くなりがちです。体力に不安がある方には大きなデメリットになります。

勤務時間が長いと、大変ですが、必ず手当が付くので給料に反映されます。深夜手当もですが、必ず残業できるというのは、しっかり稼ぎたい方には嬉しい条件になります。

4勤2休と5勤2休はどちらが良い?

5勤2休とは5日間勤務して、2日休むという働き方です。4勤2休のサイクルより1日勤務日が多いため、年間の休日日数は少なくなります。

月曜日から金曜日の5日間勤務して、土日の2日を休むことが多く、一般的に「土日休み」と言われる働き方と休日が同じです。

中には、違う休日の曜日の工場もあります。「日曜日と月曜日」など土日が1日含まれたり、平日のみの休みの場合もあります。いずれも、7日間のサイクルなので休日の曜日が固定されます。

5勤2休は休みの曜日が固定されているのが特徴で、土日休みの5勤2休の場合、家族や友人と休みが合いやすいです。

4勤2休は5勤2休より休日が多く、連続勤務が4日になるので、モチベーションの維持がしやすいのが特徴です。

どちらにも、メリットデメリットが存在します。休みの日数か、休みの曜日か、自分のライフスタイルや環境にあった方を選ぶと良いでしょう。

4勤2休の仕事を探す際のポイント

工場のお仕事には4勤2休を採用しているところが多いです。ここでは、4勤2休のお仕事を探す際に、気を付けるポイントをご紹介します。

1.勤務時間を確認する

4勤2休の働き方といっても、勤務時間は工場によって様々です。残業を含めて10時間勤務の工場から、8時間以下の定時の工場まであります。定時の時間だけでなく、残業の頻度や時間も含めて勤務時間について応募の前によく確認しましょう。

勤務時間は、給与や体力に大きく関わることです。残業は稼ぎたい方には嬉しいですが、体力に自信のない方には懸念点です。疑問点は就業前に確認しましょう。

2.手当について確認する

深夜手当や残業手当は、当てはまっている場合、必ず支払われるものです。どの時間にどの手当が付くのかを知らないと、支払われた給料が正しいかどうか判断できません。自分の認識と工場の認識が正しいか、働く前に確認することは、就業後のトラブルを防ぐためにも重要です。

3.自分の体質を知る

4勤2休の働き方には夜勤がある場合が多いです。深夜の仕事は手当がつので収入を増やす魅力的な仕事です。しかし、深夜の仕事は向き不向きがあります。実際に働き始めて、向いてないと分かっても、すぐに辞めることは難しい場合があります。深夜の仕事の後、昼間に睡眠をとれない人は体調を崩しやすいです。向いているかどうか分からない方は、実際に昼間に寝れるか試してみてもいいかもしれません。

また夜勤といっても勤務時間はバラバラです。翌朝朝までの場合もあれば深夜2時までも場合もあります。不安な方は深夜に終わる夜勤の仕事を選ぶのも良いでしょう。

4.仕事内容を確かめる

4勤2休のメリットを感じて仕事を探す場合、時間帯や体質が大丈夫でも仕事内容の確認も忘れていはいけません。4勤2休の働き方が同じでも、実際の仕事内容は工場によって様々です。収入や待遇面だけ見て選ぶと、自身が辛く感じることになります。手を使う細かい作業なのか、動いたり運んだりする体力が必要な仕事なのか、作業内容の詳細を確認しましょう。

5.通勤方法を確かめる

4勤2休の働き方だと、勤務時間が早朝や深夜になることもあります。公共交通機関で通勤が難しい場合が多いです。マイカー通勤ができるのか、送迎があるのか、送迎の集合場所まで行けるのか、など実際に通勤することを想定して確かめましょう。今住んでいるところからの通勤が難しい場合は、寮に入ることも考慮すると、仕事探しの幅が広がります。

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資格や実務経験があればよりお仕事選びがしやすくなりますが、未経験の場合でも採用をする職場も多く存在します。
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まとめ

このコラムでは、4勤2休とは?から給与面やメリット・デメリットまで詳しく解説しました。4勤2休の働き方をよく知ることは、失敗しない仕事選びに繋がります。あまり理解しないまま働いて体調を崩してしまうことがないように、調べても分からないことは工場や派遣会社などに事前に確認することも大切です。

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