工場勤務の服装は?勤務、通勤時のルールとマナーを紹介

2024年3月13日更新


これから工場勤務を始める人や、工場勤務を検討しているという人の中には「どんな服装で出勤すればいいの?」や「私服OKの工場では具体的にどういう服装が望ましいの?」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。
多くの場合、工場では会社から支給される作業着を着用しますが、服装規定がない場合は、動きやすさや安全性を考慮した選択が必要です。

本記事では、工場勤務の際の基本的な服装、作業着を着用する目的、そして服装に関する注意点を詳しく解説します。

工場勤務における服装とは?

工場で働く際は、基本的に「作業服」を着用します。

作業服は、安全かつ効率的な作業を可能にするために設計されており、耐久性や保護機能に優れています。作業着は、身体を保護し作業効率を高めるために不可欠な装備であり、多くの場合、会社から貸与されることが一般的ですが、支給枚数や買取かどうかなどは会社によって規定が異なります。

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工場勤務において作業着の着用が重要な理由

工場勤務で作業服を着用するには理由があります。以下の3つの理由を説明します。

労働者の安全を守るため

工場勤務において作業服を着用する最大の理由は、労働者が安全に作業するためです。
作業服は耐熱性や耐切創性を備えた素材で作られているため、高温や切り傷から労働者を守ります。

私服で作業した場合には、これらを防ぐことができません。
そのため、作業服は正しく身に着ける必要があります。

製品の品質に影響を与えないようにするため

作業服は、商品の品質を維持するためにも重要な役割を担っています。
食品や精密機械などを取り扱う工場では、小さなホコリひとつが製品に影響を与えることがあります。

作業服はホコリが出にくい設計になっているため、作業服を着ることは製品を守ることにもつながります。

衛生的な環境を維持するため

衛生的に作業するためにも作業服は必須です。
例えば食品工場では、食中毒や異物混入を防ぐために服装には厳格なルールが定められています。多くの場合、髪の毛の混入を防ぐための帽子やヘアネットを着用します。

工場別の服装

作業時の服装については法律で義務付けられており、労働安全衛生規則の第百十条にはこのように記載されています。

第百十条 事業者は、動力により駆動される機械に作業中の労働者の頭髪又は被服が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に適当な作業帽又は作業服を着用させなければならない。
2 労働者は、前項の作業帽又は作業服の着用を命じられたときは、これらを着用しなければならない

出典:労働安全衛生規則(JISHA中央労働防止協会 安全衛生情報センター)

工場で扱うものにより着用する服装が異なります。

食品工場

食品工場では衛生管理が最も重要なため、服装に関するルールも「HACCP(ハサップ)」と呼ばれる手法を取り入れた衛生管理が義務付けられています。

食品工場での服装は、髪の毛や皮膚片などの混入を防ぐため長袖・長ズボンが基本です。併せて帽子とマスク、手袋を着用し、外から見えるのは目の部分だけという状態が理想です。
マスクは飛沫の飛散防止のため、鼻から顎の下までをしっかり覆い着用するなどの徹底も必要です。

精密機械工場

精密機械工場では静電気が起こらないよう静電服や静電靴を着用することが一般的です。
チリやホコリの混入は厳禁のため、クリーンスーツの着用やフルフードの帽子を被るなど食品工場と同等の服装で作業する企業も多くあります。

ネイルや化粧、ピアスなどの装飾品がNGの工場も多くあるので、おしゃれにこだわりのある方は事前に確認が必要です。

自動車工場

自動車工場では、切創などのケガを防ぐために丈夫な綿素材の作業服を着用することが多いです。
靴は落下物が足に落ちても問題ないよう安全靴を履き、頭の保護のため帽子の着用が必須の工場もあります。さらに落下物の危険性がある現場ではヘルメットを着用する場合もあります。

工場の作業着や安全靴は貸与される

多くの工場では、安全基準に適合する作業着や安全靴を労働者に貸与します。
基本的に、工場では入社時にサイズ測定をし、上下各二着ずつ支給されることが多いです。夏服・冬服がある場合はそれぞれ支給する工場もあります。
貸与枚数以上に必要な場合は、工場の売店などで実費で追加して購入することもできます。

貸与されない場合は?

制服や作業着が貸与されない場合は、自分で購入する必要があります。
会社指定のものを購入する場合もあれば、個人で買う必要がある場合もあるので作業中の服装はどのようなものが向いているのか上司に確認しておきましょう。
特に服装を指定されない場合は、動きやすさを重視した装飾が付いていないものを用意します。

工場勤務時の服装で注意するべきポイント

工場勤務時の服装で注意するべきポイントは、以下の4点です。

①着用ルールを守る

工場内では、定められた服装規則を守ることが大切です。
作業着は安全や衛生などの目的のために必要なものであり、工場ごとに明確なルールが定められています。
これには、指定された作業着の着用、ユニフォームが清潔であること、必要に応じた保護具を装着することが含まれており、ルールに反した着用を心がけているとケガや事故につながる可能性もあるので作業服は正しく着用しましょう。

②滑りにくく脱げにくい靴を履く

工場勤務時には、足元の安全も非常に重要です。
主に油を使用する工場では床が滑りやすくなっているため、グリップが効いて、しっかりと足にフィットする安全靴を選ぶことで、転倒や滑り事故を防ぐことができます。
また、重い物が足に落ちた際の怪我を防ぐために、つま先が補強された安全靴の着用が推奨されます。

③ヘアスタイルに気を付ける

長髪の場合は作業中に機械に巻き込まれるリスクを避けるため、しっかりと結んでおく必要があります。
また、髪が顔にかかって視界を妨げたり、作業の集中を阻害したりするのを防ぐためにも、整えておくことが大切です。

④アクセサリーの着用は禁止

アクセサリーは引っかかったり、機械に巻き込まれるリスクを高めたりするため、多くの工場では着用が禁止されています。
また、紛失するリスクや製品への異物混入の可能性も考えられます。
安全第一の観点から、時計や指輪、ネックレスなどの装飾品の着用は避けましょう。

工場へ通勤時の服装はどうする?

工場によっては、一律で作業服での通勤が禁止されていたり公共交通機関を利用して通勤する際は作業服での通勤が禁止だったりとルールが異なります。

特に衛生面に厳しい工場では通勤時についたゴミやホコリを持ち込めないため、ほとんどの工場が作業服を着用しての通勤を禁止していると言えます。

逆に通勤時の服装に制限のない工場の場合、出勤日には私服を切る必要がなく、選ぶ時間や服の枚数を節約することができます。気になる方は事前の確認をしましょう。

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まとめ

工場の服装ルールは勤務先によって異なります。
多くの場合作業着が支給されますが、支給されない職場の場合は安全性を重視した作業服を選ぶことが大切です。

作業服を正しく着て、ケガを防いだり製品の品質を保ちながら安全に働きましょう。

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