クレーン免許の合格率は?難易度や就職先についても解説!

2023年12月11日更新

クレーン免許の合格率は?難易度や就職先についても解説!

資格を持っている人は対応できる仕事の幅が広がるので、求人を探すときも選択肢が増えますし、資格手当が付く職場であれば年収アップも狙えます。工場で働くことを考える場合、有利になる資格の一つが「クレーン免許」です。今回は、クレーン免許の種類や難易度などについて解説していきます。

収入アップを求めた転職時のポイント!

クレーン免許は活用の場が広く存在し、転職の際には大きなアドバンテージになります。
資格が無い場合よりも高収入のお仕事に就きやすくなるでしょう。
収入を上げるためには、給与の高いお仕事を探すのも良いですが、寮ありのお仕事の場合には生活にかかる資金がグッと削減されるので、生活スタイルに応じたオプションで探してみることもオススメです。
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クレーン免許とは?主な種類

クレーン免許は、建設現場や工場などでクレーンを使って荷物の積み下ろしをするために必要な免許です。クレーン免許を持っている人は、「クレーン運転士」や「クレーンオペレーター」「クレーン運転工」などと呼ばれます。クレーン免許は「どんな種類のクレーンを運転できるのか?」「何トンまでのつり上げ荷重に対応できるのか?」といった観点から複数の免許に区分されています。

まず、大きな枠組みとして「免許」「技能講習」「特別教育」の3種類が存在しています。つり上げ荷重が5トン以上のクレーンを運転するためには、原則として「免許」が必要になるため、クレーン運転士免許試験(学科・実技)に合格して免許の交付を受けなければいけません。一方で、一定以下の小規模のクレーンなどは、「技能講習」や「特別教育」を受講することで運転できるようになるものもあります。

単純に「クレーン免許」と言ったら、以下の4つの「免許」を指すのが一般的です。

  • クレーン・デリック運転士免許(限定なし)
  • クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)
  • クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)
  • 移動式クレーン運転士免許

クレーン・デリック運転士は固定式クレーンを運転するための免許で、移動式クレーン運転士はタイヤ走行をする移動式クレーンを運転するための免許です。

クレーン・デリック運転士免許(限定なし)

つり上げ荷重が5トン以上のクレーンやデリックを運転するために必要な免許です。取得することで、つり上げ荷重が5トン以上の天井式クレーン、橋形クレーン、ジブクレーン、ケーブルクレーン、アンローダ、テルハなどを運転できるようになります。

クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)

つり上げ荷重が5トン以上のクレーンを運転するために必要な免許です。クレーン限定の免許なので、デリックを運転することはできません。

クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)

5トン以上の荷物を床上から操作するクレーンを運転するために必要な免許です。

移動式クレーン運転士免許

つり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーンを運転するために必要な免許です。取得することで、つり上げ荷重が5トン以上のトラッククレーン、ラフテレーンクレーン、クローラクレーン、オールテレーンクレーンなどを運転できるようになります。

クレーン免許の試験概要(受験資格・難易度・合格率など)

難易度低い(簡単)
合格率65.9%(令和3年度)
受験資格なし
試験内容▼学科試験
・クレーンおよびデリックに関する知識(10問・30点)
・関係法令(10問・20点)
・原動機および電気に関する知識(10問・30点)
・クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問・20点)
▼実技試験
・クレーンの運転
・クレーンの運転のための合図
受験費用▼学科試験 6,800円
▼実技試験 11,100円

クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)

難易度低い(簡単)
合格率57.7%(令和3年度)
受験資格なし
試験内容▼学科試験
・クレーンおよびデリックに関する知識(10問・30点)
・関係法令(10問・20点)
・原動機および電気に関する知識(10問・30点)
・クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問・20点)
▼実技試験
・クレーンの運転
・クレーンの運転のための合図
受験費用▼学科試験 6,800円
▼実技試験 11,100円

クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)

難易度低い(簡単)
合格率45.5%(令和3年度)
受験資格なし
試験内容▼学科試験
・クレーンおよびデリックに関する知識(10問・30点)
・関係法令(10問・20点)
・原動機および電気に関する知識(10問・30点)
・クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問・20点)
▼実技試験
・クレーンの運転
・クレーンの運転のための合図
受験費用▼学科試験 6,800円
▼実技試験 11,100円

移動式クレーン運転士免許

難易度低い(簡単)
合格率64.2%(令和3年度)
受験資格なし
試験内容▼学科試験
・移動式クレーンに関する知識(10問・30点)
・原動機および電気に関する知識(10問・30点)
・関係法令(10問・20点)
・移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問・20点)
▼実技試験
・移動式クレーンの運転
・移動式クレーンの運転のための合図
受験費用▼学科試験 6,800円
▼実技試験 11,100円

クレーン免許の取得後は「クレーン運転士」として活躍!

クレーン運転士の仕事内容

クレーン免許を取得した人はクレーン運転士として、工場や港湾、建築現場などでクレーンを運転し、重量物を運搬する仕事に従事します。高層ビルの建設現場がイメージしやすいと思いますが、大きな資材を高い場所へと運ぶのがクレーン運転士の仕事です。クレーンを使って重い荷物や資材をつり上げ、高低差のある場所へと運びます。

クレーン運転士の平均年収

求人情報専門検索エンジンのIndeed(インディード)によると、日本の「クレーンオペレーター」の平均給与は以下のとおりです。

  • 年収:3,603,403円
  • 月収:255,127円
  • 時給:906円

※参考:日本でのクレーンオペレーターの平均給与|求人情報専門検索エンジンindeed(2023年2月18日更新)

カカクコムが運営する求人に特化した検索エンジン「求人ボックス」によると、「クレーン運転士」の仕事の平均年収は約356万円となっています。また、派遣社員の平均時給は1,446円、アルバイト・パートの平均時給は1,002円となっています。
※参考:クレーン運転士の仕事の平均年収は356万円/平均時給は1,002円!|求人ボックス(2023年2月6日更新)

クレーン運転士に向いている人

クレーン運転士に求められるのは、確かな知識・技術と集中力です。クレーンという、一歩間違えば重大な事故の原因になりかねない重機を操作する仕事なので安全管理意識も欠かせません。その意味で、常に安全確認を怠らない注意深さがある人に向いている仕事だと言えるでしょう。

クレーン運転士の需要と将来性

クレーン運転士は建設業や製造業では欠かせない人材であり、安定した需要があります。少子高齢化による労働人口の減少により、今後はさらに人材不足が深刻化することが見込まれるため、クレーン運転士の免許を持っていれば就職や転職を有利に進められるでしょう。

クレーンの運転は肉体労働ではなく、何歳になっても専門性を活かせる仕事です。実際に、定年を過ぎてもクレーン運転士として働き続ける人が増えています。また、クレーン運転士としての経験を活かして、教育担当者や安全管理者として働き続ける人もいます。このように、年齢を重ねてもスキルを活かすことができ、長きにわたって活躍できるのはクレーン運転士の大きな魅力だと言えるでしょう。

収入アップを求めた転職時のポイント!

収入アップのためには、クレーン免許の他にフォークリフト免許もオススメです。
フォークリフト免許は合格率が非常に高いうえ、活用の場も多いので、転職活動をする際に役立ちます。
収入を上げるためには、給与の高いお仕事を探すのも良いですが、寮ありのお仕事の場合には生活にかかる資金がグッと削減されるので、生活スタイルに応じたオプションで探してみることもオススメです。
>> 赴任費支給&家具家電付き寮完備のフォークリフトの求人一覧

クレーン免許を活かせる工場求人ならジョブ派遣!

クレーンに関する工場派遣求人もご紹介していますので、ぜひ自分に合ったお仕事を見つけてください。

ジョブ派遣は、派遣会社の株式会社日輪が運営している求人サイトで、製造業・派遣社員のお仕事を中心にご紹介しています。全国に事務所を展開しスピーディーに対応できる体制が整っているため、最短2日でお仕事を開始していただけます。

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まとめ

工場勤務で高収入を目指すなら、クレーン免許などの資格を取るのがおすすめです。工場勤務の人におすすめの資格については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

※参考:一般社団法人日本クレーン協会

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